ggggame’s diary

読書の感想や、アナデンが中心のゲーム雑記。ガバガバな考察もかいたりします。

読書感想文 夢枕獏 十五夜

夢枕獏十五夜読了。
夢枕獏さんは、名前だけ聞いたことのある人です。今までとんと縁がなかった。夢枕って言葉そのものは好きですし、獏っていったら夢を食うアレですし。名前が表すゲテモノ感というか、伝承そのものがもつ畏敬の感が、なんとなくヤバい系かいてる気がしてました。ホラー的な。大の苦手なホラー的な。
避けてるつもりはなかったんですけど、なんとなく手に取る気にならないなぁと思い読んでませんでした。だってホラー読めないですし。
で。その十五夜
ページ数も少なく、さくっと読めそう?と思い、手に取ってみました。もし面白い作家さんなら他のも読んでみたいなぁと思いつつ。
いざ。ページをめくって一言。

……文字が、少な……い……?

どゆこと?どゆこと?(゜_゜;)っておもいつつ、頭に浮かんだのはサン・デグジュベリの星の王子さま。結果的には大人向けの童話という共通項こそありましたけど、どういった姿勢で読めばいいのか、訳がわからずとにかく最初は困惑させられました。
ただ、それでもページをめくる。
困惑した思考が、ぼんやりと夢枕さんの話、絵描きさんの緻密な色で魅力的に作りあげる世界観に、じわじわと侵されました。まさしく合作。
いままで、物語の中の世界観、っていうものを全く感じたことのない人間だったんですが、これはもうドップリ。
細かい部分はざっくり省きますが、すごかったです。
読むのに十分くらいですかね?いや、五分くらいかも……?
文字数そのものは本当の童話と同じくらい、もしくはもっと少ないかと。
楽しい作品でした!またよみたいなぁ

追記
長靴をはいた猫、読 み た い の に 忘 れ て た !!
あとジャンヌダルク周辺の小説読もうと思って忘 れ て た。
ああああ……(T-T)