ggggame’s diary

読書の感想や、アナデンが中心のゲーム雑記。ガバガバな考察もかいたりします。

どうということはない読書感想文③

だんだん読書感想吐き出す場になりつつあります(^-^;
ともかく。
今回読んだのは夏目漱石の坑夫と、上田秋成春雨物語
先に春雨物語から。
雨月物語の菊花の契を気に入り、そんな感じの作品かなぁと期待してました。雨月物語の続編、とうっすらした前情報があったので、かなり大きめの期待を。
個人的には一つ目神は好きじゃないです。作家を神格化させて登場させるやり口は嫌いなので。でも攀カイ(漢字がでない)は面白いなぁと。旦那を殺した坊さんを信じる奥さん。うっわぁ…((( ;゚Д゚)))
大蔵はこのあと因果応報的結末を迎えるのかと思ったらなんかそうでもなく、やや消化不良でした。というかしりすぼみ?なんでだろうとおもって、巻末のあとがきを読んだら、春雨物語、中身が全部残ってないそうで。無理くりこんなんなったんでしょうか。うーん…

そして、夏目漱石の坑夫。
もともと、坊っちゃんでもそうですが、夏目漱石のかかれる主人公の尖ったような、世間に反発しているような態度はどことなく苦手です。でも、いくつも同調できるところを散りばめられ、心をえぐる。…やっぱり夏目漱石の作品は苦手です(・・;)
無性格論、と作中にありました。人はその時々でころころ変わるから、性格なんてないようなものだ、と(超ざっくり)。そうなのかなぁと私はちょっと思います。
その瞬間に感じ、思い、結論を出す。例え結論を出さないにしても心に針のように刺さって残る、残らない。それらは受けたときの心の有り様、感情によって大分違うかもしれません。けど、感情を発露する、受け止め方、それぞれのそのものの根源には、人の人格、性格があるとおもいます。
それをそうやって論じられるのは、ちょっと嫌です…(-""-;)
優しい人は優しい人なりの尖った受け止め方を。厳しい人は厳しい人なりの尖った受け止め方を。そういうのを時々によって変わる、繋続していないってのは…なんだか辛いです。
物語そのものは好きでした。

いつかは我輩は猫であるをよみたいとは思ってますが…読めるかなあ。心のえぐりかたがキツくて手出しするの本当躊躇します、夏目漱石

ああダンテの神曲よみたい…
古事記関連の考証本が図書館に一杯あったので読みたくてたまらんのです。
ほかにもまだまだ、小説でないものもたくさん読みたい。
ああああ…orz